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AIイラスト・アート生成:1つの場面を12の画風で、どのモデルがうまく描くか

約10分で読めます

要点

AIイラストやアートを生成するAIは、文章から絵を描きます。油彩や水彩からピクセルアート、ステンドグラスまで画材は問いません。灯台と黄色いレインコートの少女、狐の場面を12の画風で描き、同じアート用プロンプトを Nano Banana Pro、Nano Banana 2、GPT Image 2.5、Grok Image Pro の4モデルに通しました。各画風のキーワード、プロンプトの式、著作権の話を下にまとめます。

目次
ギャラリーの壁に、灯台と黄色いレインコートの少女と狐を描いた額装が九つ。それぞれ画風が違う

AIアートとは、絵画、素描、版画、ピクセルアート、3D といった芸術の画材で画像を生成することです。絵が描けなくても構いません。場面と画風を書くと、モデルが30秒ほどで仕上がった一枚を出します。今のモデルに何ができるか示すため、一つの場面を十二の画風で描きました。作品はすべて AI2Face のジェネレーターで作っています。

AIイラスト・アート生成でできること

画像モデルは何百万点もの絵画、版画、イラストで学習しているので、画材ごとの決まりを知っています。油彩の筆がどう乗る、水彩がどうにじむ、ステンドグラスの鉛線がどう見えるか。必要なのは、その特徴をプロンプトに書くことです。よくある使い方は次のとおりです。

  • イラスト。本、投稿、表紙、そして AI グリーティングカード 作成。
  • コンセプトアート。ゲームや漫画のキャラクターと場所。AI 漫画作成 のガイドを見てください。
  • ポスターとプリント。壁、グッズ、AI 壁紙。
  • 画風を決める。画家に頼む前に、説明ではなく五つの案を見せる。

アート用プロンプトの書き方:式

場面 + 画材 + 画材の特徴 + パレット + 光 + 「文字なし」

A small red-roofed lighthouse on a rocky cliff above the sea at dusk,
a girl in a yellow raincoat and a fox sitting together on the grass
watching the waves. Style: impressionist oil painting with thick visible
brushstrokes and palette-knife texture, warm and cool broken color.
No text, no letters, no signature, no logos.

画材の名前は仕事の半分です。「Watercolor」だけだと、水彩っぽいだけの滑らかなデジタル画像になります。「Loose wet-in-wet washes, granulating pigments, white paper showing through」で、本物の水彩になります。「no text, no signature」の行は必須です。モデルは隅にサインを入れたがります。

1つの場面を12の画風で:伝統的な画材

どの作品も場面は同じで、変わるのは Style の行だけです。最初の六つは古典的な材料です。

油彩、水彩、墨絵、浮世絵、アール・ヌーヴォー、木炭。一つの場面で、変わるのは Style の行だけ。Nano Banana Pro
画風 プロンプトの語句
油彩 impressionist painting, thick visible brushstrokes, palette-knife texture, broken color
水彩 loose wet-in-wet washes, granulating pigments, white paper showing through
墨絵 black ink on rice paper, a few confident strokes, lots of empty space
浮世絵 Japanese woodblock print, flat colors, bold outlines, stylized waves, aged paper
アール・ヌーヴォー flowing decorative linework, floral border, muted gold, teal and cream
木炭 expressive charcoal on toned paper, smudged shading, white chalk highlights

テストでいちばん賢い結果は、墨と浮世絵でした。墨絵では、モデルが紙の大半を余白のまま残し、崖を一本の線で描きました。浮世絵では、海が渦の模様になり、古典的な日本の木版画そのものでした。

1つの場面を12の画風で:デジタルと3D

アニメ、ピクセル、ローポリ、クレイ、ステンドグラス、リソグラフ。リソグラフではレインコートがピンクに。二色刷りに黄色はない。Nano Banana Pro
画風 プロンプトの語句
アニメ hand-painted anime film background, soft cel-shaded characters, painterly clouds
ピクセルアート 16-bit pixel art, 32-color palette, crisp pixels, retro video game
ローポリ 3D low-poly render, faceted geometry, pastel palette, isometric view
クレイ plasticine diorama, visible fingerprints, miniature set
ステンドグラス thick black lead lines, glowing colored glass, backlit
リソグラフ two-color pink and teal print, grainy halftone, slight misregistration

リソグラフがよく示しています。インクを2色と指定すると、モデルは黄色いレインコートを正直にピンクにしました。この印刷には他の色がありません。ミスではありません。モデルは画材を理解していて、フィルターをかぶせているわけではありません。ピクセルアートではパレットの色数を指定し、「crisp pixels」と書いてください。そうしないと、ぼやけたレトロ風の画像になります。

どのAIが上手く描くか:4モデル、1つのプロンプト

アート用のプロンプトを一つ取りました。同じ場面の、居心地のよいファンタジーイラストです。それを四つのモデルに通しました。

左から:Nano Banana Pro、Nano Banana 2、GPT Image 2.5、Grok Image Pro。プロンプトは同じ
モデル できたもの 向いている用途
Nano Banana Pro 絵本の挿絵、柔らかい光、風景のなかで小さい少女と狐 特定の技法、同じ画風の連作
Nano Banana 2 寄り、狐を抱きしめる少女。灯台に小さく読めない看板 速い下描きとアイデア出し
GPT Image 2.5。GPT Image の系列 細かい絵画、写真に近い夕日の光 細部の多いポスター
Grok Image Pro GPT Image に近い。彩度の高い夕日、後ろ姿の主人公 雰囲気のある風景

特定の画材なら Nano Banana Pro を選びます。12の画風すべてで、一度も「なんとなくのデジタル絵画」に落ちませんでした。GPT Image 2.5 と Grok Image Pro は、細かく仕上げた絵が強い一方、どの画風も写実へ引き寄せがちです。モデル全体の比較は 画像生成AI を見てください。

自分の写真から作るアート

アート生成AIは、頭の中の場面を描くだけでなく、自分の写真の画風も変えられます。油彩の肖像、水彩の街、アニメ風のペット。原則は同じです。Style の行、写真を土台にすること、「keep the composition」です。写真 画風変換 AI、写真をイラスト化、画像から画像生成AI を参照してください。

著作権と画家の画風

  • 著作権。 米国著作権局は2025年1月の報告書で、プロンプトだけでは、利用者を結果の著作者にするだけの人間の支配がない、と結論しました。保護されるのは人が足したものです。自分の下絵を土台にすること、創作的な修正、配置です。
  • 商用。 サービスとモデルの規約によります。プリントやグッズを売る前に確認してください。
  • プロンプトに存命の画家の名前。 特定の画家と分かる画風をコピーするのは、倫理的にも法的にも曖昧です。名前ではなく技法を書いてください。thick strokes, broken color です。
  • 分かるキャラクターとブランド。 他人のキャラクターやロゴを作品に入れると、モデルが描いたものでも、権利者の権利を侵害します。

まとめ

アート生成AIは、名前だけでなく特徴を書けば、どの画材でも描けます。筆致、紙、パレット、線です。式は「場面 + 画材 + 特徴 + パレット + 文字なし」。表の言葉を入れ、一つの場面で 3–4 の画風を試すのが、自分の画風を見つける最短です。特定の技法は Nano Banana Pro、細かい絵画は GPT Image 2.5 か Grok Image Pro。言い回しのヒントは 画像生成 プロンプト にあります。

よくある質問

どのアート生成AIがいちばんいい?

画風によります。私たちのテストでは、Nano Banana Pro が技法をもっとも忠実に再現しました。水彩、墨、浮世絵です。GPT Image 2.5 と Grok Image Pro はより細かく、写真に近い絵を描きます。Nano Banana 2 はアイデアの下描きに速く、料金も抑えられます。

無料のアート生成AIはある?

あります。数点なら無料で作れます。AI2Face では登録後にウェルカムクレジットがもらえます。場面を書き、Style: … の行を足して、モデルを選んでください。料金は実行前に表示されます。

AIはどんな画風を生成できる?

特徴が分かる画材ならどれでもです。油彩、水彩、墨、木版画、アール・ヌーヴォー、木炭、アニメ、ピクセルアート、ローポリ、クレイ、ステンドグラス、リソグラフ。筆致、紙の質感、パレットといった特徴を書き、名前だけで終わらせないでください。

AIで作ったアートは売れる?

たいていは売れます。サービスの規約が許す場合です。ただし著作権の保護は得にくいです。2025年、米国著作権局は、プロンプトだけでは利用者を結果の著作者にしない、と結論しました。

特定の画家の画風で描くようAIに頼める?

技術的にはうまくいくことが多いです。ただ、存命の画家だと倫理的にも法的にも曖昧です。名前を出すより、技法を書く方が安全です。impasto, palette-knife strokes, broken color のように。

出典

5
  1. https://blog.google/innovation-and-ai/products/nano-banana-pro/
  2. https://ai.google.dev/gemini-api/docs/image-generation
  3. https://developers.openai.com/api/docs/guides/image-generation
  4. https://www.copyright.gov/ai/Copyright-and-Artificial-Intelligence-Part-2-Copyrightability-Report.pdf
  5. https://www.copyright.gov/newsnet/2025/1060.html

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