
広告には画像がいくらあっても足りません。サイト用のパックショット、SNS用の自然な写真、ストーリーズ、バナー。しかもテスト用に、それぞれ3案。この一式を撮るならスタジオ、モデル、スタイリスト、そして数日です。AI広告ジェネレーターは、商品写真1枚から作ります。架空の飲料 MOSS(缶入りスパークリング・イェルバマテ)で試し、9点を作りました。画像はすべて AI2Face のジェネレーターで Nano Banana Pro を使っています。
AI広告作成の仕組み:必要なもの
いちばん大事な入力は商品の写真です。白い机の上をスマホで撮ったものでも足ります。モデルは形、色、ロゴ、ラベルの文字をそこから取り、どの場面にも運びます。写真がないと、AIは「似た缶」を描き、ショットごとに別の缶になります。
次に、すべてのプロンプトへ商品の固定を一行。変えてはいけないものを書きます。「Keep the can exactly as in the photo: matte sage-green, the white MOSS logo, the line SPARKLING YERBA MATE spelled exactly, 330 ml」。これがあると、モデルはパッケージを「良く」したり、文字を混ぜたりしません。
三つ目はオファーとコピーです。これは自分で決めます。AIは見出しをうまく描きますが、なぜ自社商品が競合に勝つのかまでは考えません。
1. ヒーローのパックショット
サイト、マーケットプレイスの掲載、フィード広告の主役画像です。商品を寄せ、場面は印象的に、光はスタジオ品質に。
Hero packshot for an ad: the can standing on a mossy rock in a shallow
forest stream, splashes of water frozen around it, fresh mint leaves and
lime slices, dramatic soft backlight, dark green background with bokeh,
condensation droplets, high-end beverage advertising photography.
No other text, no other logos. Keep the can exactly as in the photo:
[product lock]
場面はポジショニングに合わせます。ナチュラルな飲料なら自然と水、エナジードリンクならネオンと動き。商品撮影の別案は 商品画像 プロンプト をどうぞ。
2. UGC写真:商品を「お客さん」が持っている
UGC(ユーザーが撮ったように見えるコンテンツ)は、普通のお客さんの写真に見えます。自撮り、机の上、少しずれたフレーミング。SNSでは広告よりおすすめに読まれます。AIなら、クリエイターも承認も要りません。
Casual UGC-style smartphone selfie of a fictional young woman around 25
with short curly dark hair and freckles, wearing a denim jacket, standing
next to her city bike on a sunny street, holding the can up near her
face and smiling, slightly imperfect framing, natural daylight, authentic
social media photo, not a studio shot.
Keep the can exactly as in the photo: [product lock]
UGCに効く語は「smartphone」「casual」「slightly imperfect framing」「not a studio shot」です。これがないと、作り込んだ光沢のある広告になります。UGCの人物は架空にしてください。ブランドの顔を繰り返し使うならキャラクターとして保存します。それが AIインフルエンサージェネレーター の使い方です。
3. 見出しとボタンのあるストーリーズ
Stories、Reels、Shorts 向けの縦 9:16 です。コピーが要ります。上に短い見出し、下にボタン。
Vertical social media story ad: the can in the center on a sage-green
background with soft shadows and floating mint leaves and ice cubes, at
the top a large bold white headline written without quotation marks:
Energy without sugar, at the bottom a white rounded button with dark
green text written without quotation marks: Try it. Clean modern layout,
plenty of space. All text spelled exactly.
Keep the can exactly as in the photo: [product lock]
コピーは一語ずつ書き、「without quotation marks」を足します。足さないと、見出しの周りに引用符を描くことがあります。上下は空けてください。Stories の画面がフレームの端を隠します。テストでは、同じ文言がロシア語でも誤りなく出ました。プロンプトでは言語を指定できます。
4. オファー入りのバナー
サイト、メール、ディスプレイ向けの横 16:9 です。右に商品、左にオファー。
Wide web banner ad: on the right the can on a light stone surface with
mint leaves and a lime, on the left a clean light-cream area with a bold
dark-green headline written without quotation marks: 20% off your first
order, and below it a smaller line written without quotation marks:
Next-day delivery. Minimal modern design. All text spelled exactly.
Keep the can exactly as in the photo: [product lock]
サイズ、バナーのコピー規則、文字のモデルテストは AI バナー作成 にまとめてあります。マーケットプレイス向けは別ガイドの 商品画像 インフォグラフィック AI です。
5. A/Bテスト用のバリエーション
最初の1点で当たることはほとんどありません。背景、空気感、オーディエンスを変えた案が要ります。AIはプロンプトを一箇所直すだけで作れます。変わるのは場面だけで、商品はそのままです。
場面は、それぞれオーディエンスについての仮説です。黄色に柑橘は、味を求める人向け。ジムは、トレーニング前に元気が欲しい人向け。夜の街は、若い都市生活者向け。三つを同じ予算で回し、CTRが一番良いものを残します。
6. 動画広告
動画は Reels と Shorts のリーチを伸ばします。いちばん確実なのは、完成した広告画像を動かすことです。パックショットを最初のフレームにし、プロンプトには動作を一つだけ書きます。缶を伝う水滴、立ち上がる水しぶき、一口飲む人。こうすると、フレーム間で商品がずれません。手順は 写真を動画に と AI2Faceの動画生成 を見てください。
AI2Faceで広告一式を作る手順
- 商品を追加する。 ジェネレーターの商品タブは、商品あたり写真4枚まで保存します。AI2Face は写真を分析して場面の案を出します。詳細は AI2Faceの商品カード です。
- パックショットを作る。 主役の画像であり、パッケージとラベル文字が正確に移るかの確認でもあります。
- UGCを足す。 架空の人物がいる日常の場面を2〜3点。
- コピー入りの形式を作る。 オファー入りのストーリーズとバナー。
- テスト用に増やす。 仮説ごとに場面3つ、商品は同じ。
この記事の一式、画像9点は、30分未満でできました。
限界
- パッケージの小さい文字。 ロゴと大きい文字は正確に移りますが、原材料やバーコードは崩れることがあります。一文字ずつ確認してください。
- 広告であることの表示。 AIで作ったクリエイティブも広告です。自市場の表示ルールに従ってください。米国では、FTC が投稿そのものでのブランド関係の開示を求めています。
- 実在の人に見せたUGC。 生成した「お客さん」を本物のレビューとして出さないでください。架空の人物の体験談は買い手を誤解させます。
- 他社ブランド。 競合のロゴとパッケージは画面に入れないでください。
まとめ
AI広告ジェネレーターは、セットのほとんどを作れます。商品写真1枚が、パックショット、UGC、オファー入りのストーリーズとバナー、そしてテスト用の別案になります。要は、商品写真を参照にすることと、ロゴとラベル文字を書いた商品の固定をすべてのプロンプトに入れることです。これで、どの画像でも商品は同じままです。まずパックショット、次にUGCを2〜3点、A/Bの別案を3点。オファー、コピー、CTRで勝ち案を選ぶ作業は自分で持ってください。それはマーケターの仕事で、モデルの仕事ではありません。
よくある質問
無料のAI広告ジェネレーターはありますか?
あります。最初の数点は無料で作れます。AI2Face は登録後にウェルカムクレジットを付与します。商品写真をアップロードし、Nano Banana Pro を選んで、必要な形式のプロンプトを貼ってください。料金は実行前に表示されます。
自社商品の写真から広告を作れますか?
作れますし、そうすべきです。商品写真が参照になります。モデルはパッケージ、ロゴ、ラベルの文字を新しい場面へ持っていきます。テストでは、9点すべてで缶の色、ロゴ、ラベルの文字がそのまま残りました。
AIは画像上の広告コピーを誤字なく書けますか?
短い見出しとボタンなら、はい。Nano Banana Pro は「Energy without sugar」「20% off your first order」「Try it」を誤りなく描きました。コピーは一語ずつ書き、「without quotation marks」を足してください。
AIで動画広告を作るには?
完成した広告画像を最初のフレームにし、動きは一つだけ書きます。缶が回る、水滴が伝う、誰かが一口飲む。動作が一つの4〜8秒のクリップは、長いものよりきれいに出ます。
AI広告ジェネレーターはデザイナーとカメラマンの代わりになりますか?
テスト用クリエイティブとSNS投稿なら、ほぼなります。画像9点でおよそ30分です。戦略、オファー、コピー、結果の判断は人がやる仕事のままです。
出典
3
- https://blog.google/innovation-and-ai/products/nano-banana-pro/
- https://ai.google.dev/gemini-api/docs/image-generation
- https://www.ftc.gov/business-guidance/resources/disclosures-101-social-media-influencers












