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AI 建築デザイン:スケッチをパースに、写真から外観を替え、文章でコンセプトを——誤りまで見たテスト

約13分で読めます

要点

AI 建築デザインは、スケッチを写実的なパースにし、写真から外観を替え、3Dモデルなしで1分のうちに家をどの季節にも置きます。AI2Faceで試しました。スケッチ、パース、冬の夕方、煉瓦の家の改修、文章からのコンセプト、平面図です。Nano Banana ProとGPT Image 2.5を比べ、モデルが勝手に描き足す箇所も示しました。

目次
建築家の机。スケッチブックに現代住宅の鉛筆画、その横のタブレットには同じ家の写実パース、ファインライナーとスケール

建築家はどの段階でもビジュアルが要ります。スケッチで施主にアイデアを見せ、外装材を比べ、ふさわしい光で案を出すためです。以前は3Dモデルを組み、レンダリングを何時間も待ちました。画像モデルはスケッチ、写真、文章から1分で絵を出します。AI2Faceのジェネレーターで典型的な4つの仕事を試し、モデルが外すところも別に見ました。

AI 建築デザインでできること

仕事 元データ 得られるもの 信頼度
スケッチをパースに スケッチの写真、3Dの画面 写実的なプレゼン 高い。幾何を保てと頼んだ場合
時刻、季節、天候 できたパース 同じ家の夕方、冬 高い
新しい外観、改修 既存建物の写真 仕上げの案 中。細かいところが消える
ゼロからのコンセプト 文章 雰囲気、イメージ アイデアには高い。正確な寸法はない
平面、断面、図面 文章 「図面に見える」絵 低い。寸法が合わない

インテリアと敷地は隣の仕事です。別の記事に分けました。AI インテリアデザインとAI ガーデンデザインです。

スケッチをパースにする

元は、片持ち、連続窓、テラスのある2階建て住宅の鉛筆スケッチです。プロンプトで先に書くのは、幾何を変えるな、という禁止です。材料はそのあとです。

Turn this hand-drawn architectural sketch into a photorealistic exterior render
of the same house. Keep the exact geometry, proportions, the cantilevered upper
floor, window positions, the vertical wooden slat screen, the terrace and the
steps exactly as in the sketch. Materials: white smooth plaster on the ground
floor walls, dark anthracite metal window frames, warm larch wood slats on the
upper floor, light concrete terrace. Green lawn, a few young birch trees, soft
late afternoon sun. Eye-level perspective as in the sketch.
スケッチからパース、Nano Banana Pro。片持ち、ガラス、テラス、段はそのまま。ルーバーは2階全体を覆った

幾何は残りました。片持ち、連続窓、テラス、段はスケッチと同じ位置です。ずれたのは一か所で、木のルーバーを2階全面に伸ばしています。スケッチではファサードの一部のスクリーンです。狭く書けば直せます。「ルーバーは窓と窓の間だけ、端部は平滑な左官」。

スケッチを守るのはどちらか:Nano Banana Pro と GPT Image 2.5

同じスケッチと同じプロンプトを Nano Banana Pro と GPT Image 2.5 に送りました。

左がNano Banana Pro、右がGPT Image 2.5。後者は案を「改良」し、白枠とガラス手すりを足した
Nano Banana Pro GPT Image 2.5
スケッチの幾何 保持 変更。白枠、別のプロポーション
プロンプトの材料 すべて揃う すべて揃い、さらに独自の材料
リアリティ 高い 高い。「雑誌」のような見せ方
使うとき 自分のスケッチのパース 案を探す、「もしも」

自分のプロジェクトを出すなら Nano Banana Pro を選びます。描いた家を描くからです。GPT Image 2.5 はアイデアが欲しいときに向きます。スケッチになかった解き方を進んで出します。

同じ家の冬の夕方

できたパースはシリーズの最良の元です。モデルは材料をすでに知っていて、変わるのは環境だけです。

Show this exact house from the same viewpoint on a winter evening at blue hour:
snow on the lawn, on the flat roof edge and on the terrace, bare birch trees,
warm interior light glowing through the windows, a few warm exterior wall
lights, a deep blue sky. Keep the geometry, materials and camera angle exactly
the same.
冬の夕方、Nano Banana Pro。幾何と材料は同じで、雪、窓の光、外壁のライトを追加

朝、昼、夜、秋、雨、別の高さからの見え方も同じやり方です。ファサード照明はモデルが自分で足します。要らなければ「no exterior lights」と書きます。

写真から家の外観を変える

改修は個人の施主からよく来る依頼です。古い家が工事のあとどう見えるかを見せます。元は錆びた屋根と格子塀のある1980年代の煉瓦の家です。

Renovate the facade of this exact house, keeping the same building shape, roof
shape and pitch, window and door positions, camera angle, street and
neighbouring houses unchanged. New facade: light beige textured plaster with a
horizontal dark wood cladding band on the upper part of the gable, new dark grey
standing seam metal roof, new large anthracite windows in the same openings,
a modern flat porch canopy of wood and black metal, a new dark horizontal slat
fence.
改修の前後、Nano Banana Pro。屋根の形、開口、ポーチ、柱、隣家は残り、煙突とドーマーは消えた

屋根の形と勾配、開口、段のあるポーチ、柱、隣の家は残りました。モデルは煙突と妻側のドーマーを消しています。実在の家では些細なことではありません。結果を部材ごとに見比べ、触れてはいけないものをプロンプトに書きます。「keep the chimney and the small attic window」。

文章からのコンセプト

スケッチすらない初期には、モデルが文章からイメージと雰囲気を出します。

Photorealistic architectural visualization of a concept for a small public
library pavilion in a pine forest park: a low single-storey building with
a gently curved timber roof supported by slender glulam columns, full-height
glazing, a long wooden bench along the facade, people reading inside, warm
interior light at dusk. Eye-level view, 35 mm lens.
文章からのコンセプト、Nano Banana Pro。構造、材料、光が読める。ムードボードと施主との初回打ち合わせ用

レンズとカメラの高さを書きます(「eye-level, 35 mm lens」)。書かないと、モデルは建物が歪む広角の見栄え重視のアングルを選びがちです。ほかの手順は 画像生成 プロンプト にまとめています。

AIは住宅の平面図を描けるか

約120m²の平屋の平面を、寸法と面積つきで頼みました。一見すると教科書の図です。壁にハッチ、ドア、家具、室名があります。

Nano Banana Proの平面。図面に見えるが寸法の連鎖は合わない。このテストの室名は英語。

寸法を確かめると、平面は崩れます。

  • 連鎖が合いません。 上は 4.50 + 3.20 + 1.30 + 3.20 = 12.2m、下は 4.50 + 3.20 + 3.20 = 10.9m。同じ家です。
  • 左の全体寸法は「500」と書かれ、隣の連鎖の合計は7.7mです。
  • 面積は計算ではなく描かれています。 数字はそれらしく見えますが、部屋の寸法とはつながっていません。

画像モデルが描くのは平面の絵であって、平面ではありません。間取りのアイデアや投稿の挿絵には足ります。仕事には足りません。実施図、断面、BIMモデルはCADで作ります。

建築ビジュアライゼーションのプロンプトの書き方

  1. 残すもの: 幾何、プロポーション、開口、視点。これを先に書きます。
  2. 材料は具体的に: 「木」ではなく「カラマツの縦ルーバー」、「金属」ではなく「グラファイトの縦ハゼ葺き」。
  3. 光と時間: 「午後遅くの柔らかい日射し」「ブルーアワー」「曇天」。
  4. カメラ: 「目の高さ、35mmレンズ」。
  5. 周囲: 芝生、木、隣家、人、または「no people」。
  6. 禁止: 「no text, no logos」、「keep the chimney」。

プロンプトは日本語で書けます。standing seam、glulam、cantilever のような語は英語のほうが正確なので、そのまま入れます。

限界

  • 法規と構造。 絵は防火、衛生、建築の規定を確認しません。パースで映える片持ちが、建てられるという意味ではありません。
  • 気づきにくい変更。 モデルは煙突を消し、窓をずらし、プロポーションを変えることがあります。元と部材ごとに見比べてください。
  • 寸法と縮尺。 数字が書いてあっても、正確な寸法はありません。
  • 他人のプロジェクト。 他人のスケッチや写真から作ったパースを、自分のプロジェクトとして出さないでください。商業的なプレゼンで識別できる建物やブランドはリスクです。

AI 建築デザインを試せる場所

AI2Faceでは、Nano Banana ProとGPT Image 2.5が一つのジェネレーターにあります。スケッチか写真をアップロードし、二つのモデルを比べ、うまくいったパースを次の生成に送ると、季節ごとのシリーズが作れます。各生成の料金は実行前に表示され、カードまたは暗号資産で支払えます。パックのクレジットに有効期限はありません。SNS向けには、家の周りを回るカメラも役立ちます。静止画から動画にする手順は 写真を動画に にあります。

まとめ

AI 建築デザインはいま、速いビジュアライザーです。スケッチは1分でパースになり、同じ家をどの季節にも置け、施主向けの外観案とムードボード用のコンセプトが揃います。自分のプロジェクトには Nano Banana Pro を。スケッチの幾何を保ちます。アイデア探しには GPT Image 2.5 を。自分の解き方を進んで出します。結果は毎回、元と突き合わせてください。モデルは煙突や窓を静かに消します。図面と平面はCADに残します。テストでは、描かれた平面の寸法が1.3メートルずれていました。

よくある質問

AIは図面や住宅の平面図を作れますか?

描くことはできます。実施図にはできません。テストでは平面図はそれらしく見えましたが、寸法の連鎖が合いません。上は12.2m、下は10.9mです。AIの平面はアイデア用で、図面はCADで作ります。

スケッチをAIでパースにするには?

スケッチの写真をアップロードし、「幾何、プロポーション、開口はスケッチのまま」と書いてから、材料、光、周囲を挙げます。テストではNano Banana Proが片持ち、ガラス、テラスを保ちました。

建築のプロンプトは何語で書きますか?

どの言語でも書けます。Nano Banana ProとGPT Image 2.5は日本語を理解します。専門用語(standing seam roof、glulam、cantilever)は英語のほうが正確です。

AIは建築家に取って代わりますか?

いいえ。可視化とアイデア探しは速くなりますが、法規、構造、寸法は確認しません。プロジェクトの責任は建築家のままです。

AI 建築デザインは無料で試せますか?

無料で試せます。登録後、AI2Faceはウェルカムクレジットを付与します。数枚のパースに足る量で、各生成の料金は実行前に表示されます。

出典

3
  1. https://blog.google/innovation-and-ai/products/nano-banana-pro/
  2. https://ai.google.dev/gemini-api/docs/image-generation
  3. https://developers.openai.com/api/docs/models/gpt-image-2.5-sunburst

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